避難ハッチ改修工事|[直販]|専門業者です

ご覧いただきありがとうございます。
現場にて実際に寸法調査と取付工事を行っている私が、詳しくご説明させていただきます。
専門工事業者です。

※避難ハッチ改修工事は、避難ハッチ交換工事、避難ハッチ取替工事とも呼ばれています。

メニュー
1.避難ハッチ改修工事の施工方法について
階下へのご案内
養生作業
撤去作業
カバー工法とは
錆止め処理
取付作業
防水作業
工事後清掃作業

2.難ハッチ改修工事に関するお願い
発注者様へ
工事の対象のお部屋の入居者様へ
階下のお部屋の入居者様へ

3.工事参考画像
既存の避難ハッチがスチール製枠の場合
既存の避難ハッチがステンレス製枠の場合

4. お役立ち情報
避難ハッチを工事する為の資格
避難ハッチの設置してあるベランダは共用部です
上の階の避難ハッチから水漏れ
台風や強風の時に避難ハッチの上蓋が開く
降下障害について

4.お問い合わせから工事まで|製品について|費用について
お問合わせから工事まで
製品について
避難ハッチ改修工事の費用について

5.事業概要|お問合わせはこちらから


[避難ハッチ改修工事の施工方法について]

私共の1台の工事の所要時間は約2時間~3時間です。
丁寧な工事を心がけておりますので、念の為に3時間はご予定を開けていただきますよう、お願いいたします。
工事が難しいタイプの避難ハッチでなければ、約2時間で工事が完了します。
入居者様にお手間を取らせてしまい申し訳ございませんが、ご協力をお願いいたします。

(階下へのご案内)

工事を開始する前に、階下の部屋をノックさせていただき、工事を開始する事をお話させていただきます。ご不在の場合は、そのまま工事を始めさせていただきます。

(養生作業)

避難ハッチの周辺をシート、ダンボール等で保護しておきます。

(撤去作業)

1.既存の避難ハッチの、上蓋を取り外します。
2.梯子を取り外します。
3.内部部品(ストッパー、ヒンジ、 梯子取付金具、 アーム 等)を取り外します。
4.既存の避難ハッチの、下蓋を取り外します。

(カバー工法とは)

既存の避難ハッチは、ベランダの床の内部の鉄筋と溶接されている為、枠を撤去すると周りのコンクリートが一緒に崩れてしまいます。
既存の枠は撤去せずに残しておいて、そこに新設する避難ハッチの枠を、上下から差し込む工法が、カバー工法です。
新設した避難ハッチの上に人が乗った場合、新設する避難ハッチは外寸が大きくなっていますので、ベランダのコンクリートの上に加重がかかるように設計されております。

(錆止め処理)

既存の避難ハッチの枠がスチール製の場合は、撤去作業完了後に枠の部分に錆止めをスプレーを塗ります。
既存の避難ハッチの枠が、ステンレス製、アルミ製の場合には錆止めスプレーを全体には塗りません。乾燥すると、錆止めの塗料が剥がれてくる為です。(※サンダーで切断した部分には錆止めを塗ります)

(取付作業)

1.新設する避難ハッチの、上枠部分を差し込みます。
2.新設する避難ハッチの、下枠部分を差し込みます。
3.連結部分をボルト、ナットにて、接続固定します。
4.上下蓋とアームを連結します。
5.蓋の開閉調整をします。
6.梯子を組み込みます。
7.梯子を伸ばして、降下試験を行います。(階下のベランダ清掃はこの時点で行います)

※カバー工法の為に新設する避難ハッチのサイズは、既存の避難ハッチのサイズよりも幅が広がり高さが高くなります。あらかじめご了承ください。
私共が工事した場合、既存の避難ハッチのサイズよりも上枠の角辺が約15mm程ずつ外側に幅が広がり、高さは約30mm程高くなります。
ミリ単位で既存の避難ハッチの高さを計測して新設ハッチを制作します。
※ベランダの既存の避難ハッチの周りの床面に、ウッドデッキを敷いてベランダを平にしてある場合は、改修工事後に新設避難ハッチの部分が出っ張る事になります。あらかじめご了承ください。
※避難ハッチの設置状況によっては、上記よりもサイズを大きくする必要がある場合がございます。 どれくらい大きくする必要があるかは、寸法調査でお伺いした際にお伝えさせていただきます。

(防水作業)

取り付けた避難ハッチ上枠の周り淵を、コーキングにて防水処理します。

(工事後清掃作業)

改修工事によって生じたゴミ等を、清掃し持ち帰ります。(工事対象ハッチ周辺及び、階下のベランダの降下空間周辺)
※障害物により梯子が伸ばせない場合には、階下の清掃はできませんのでご了承ください。

以上にて工事は完了となります。

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[避難ハッチ改修工事に関するお願い]

(発注者様へ)

発注者様は、工事の対象のお部屋の入居者様と階下のお部屋の入居様様に、お電話にてご連絡が取れるように、ご手配をお願いいたします。電話連絡先が無い場合は、工事の日程調整等に支障が出てきますので、ご確認をお願いいたします。
工事対象の入居者様と、階下の入居者様への避難ハッチ改修工事のご説明に、このホームページをご活用ください。

(工事の対象のお部屋の入居者様へ)

工事の対象のお部屋の入居者様は、ベランダの避難ハッチの周辺に物がある場合には、お手数おかけしますが事前に移動をお願いいたします。
作業中は埃等が出ますので、工事当日は洗濯物を干されないようお願いいたします。
お手数おかけしますが、かなり大きなものを運びますので、事前にお部屋内の通路の確保をお願いいたします。
風通しが良い物件ですと、搬入時と搬出時に風の影響にてリビングのドアが、バタンと閉まる事があります。リビングのドアの固定をお願いいたします。
工具類と製品は基本的にベランダに置かせていただいて工事をしますが、 ベランダに置き場所のスペースが足りない場合には、お部屋内にブルーシートを敷かせていただき、そこに工具類と製品を置かせていただいただく場合もございますのでご了承ください。
搬入の完了後に、玄関ドアとベランダへの窓は閉めさせていただきます。搬入完了後のベランダでの工事中は、マスクを外させていただきますのでご了承ください。
工事完了後の搬出時には、再度玄関ドアとベランダの窓と開けさせていただきます。搬入時と搬出時にお部屋内を通過する時はマスクを着用いたします。
工事は基本的に充電式の電動工具を使用しますので、電源をお借りしないで工事できますが、充電式の工具が故障した場合は、お部屋内の電源を使用させていただく場合がございます。

(階下のお部屋の入居者様へ)

階下のお部屋の入居者様も、工事当日は洗濯物を干されないようお願いいたします。作業中に階下に埃、塗装の剥がれ、錆等が落下します。
お手数おかけしますが、上階の避難ハッチの真下に物干し竿がある場合は、物干し竿を取り外しておいてください。固定式の物干し金具がある場合には、物干し金具を折り畳んでおいてください。移動できるタイプの干し金具がある場合は、移動をしておいてください。その他にも何か物がある場合は、物を移動しておいてください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
梯子の降下空間に障害物(物干し竿、物干し金具、その他の物)がありますと、梯子が当たってそこで、梯子が止まり伸びなくなります。
梯子が伸びきらない場合には、工事後の梯子の検査や階下のベランダの清掃が出来なくなります。工事当日に、階下に洗濯物が干してある場合や、障害物がそのままになっている場合の理由にて工事が中断となった時は、再度後日にお伺いする為の費用が発生しますので、あらかじめご了承ください。
降下空間の障害物の移動が済んでいる場合は、階下のお部屋の入居者様が工事当日にご不在でも工事は出来ます。工事当日に階下の入居者様にもご在宅が必要な場合は、あらかじめお伝えさせていただきます。

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[避難ハッチ改修工事の参考画像] ※私共で工事した画像です。

(既存の避難ハッチがスチール製枠の場合)

工事前(上蓋を閉めた状態)

工事前(上蓋を閉めた状態)

工事前(上蓋を開けた状態)

工事前(上蓋を開けた状態)

上蓋下蓋梯子撤去後(錆止めスプレーを塗る前)

上蓋下蓋梯子撤去後(錆止めスプレーを塗る前)

錆止めスプレーを塗った後

錆止めスプレーを塗った後

工事完了(上下の蓋を開けた状態)

工事完了(上下の蓋を開けた状態)

工事完了(上蓋を閉めた状態)

工事完了(上蓋を閉めた状態)

(既存の避難ハッチがステンレス製枠の場合)

工事前(上蓋を閉めた状態)

工事前(上蓋を閉めた状態)

工事前(上蓋を開けた状態)

工事前(上蓋を開けた状態)

上蓋下蓋梯子撤去後

上蓋下蓋梯子撤去後

サンダーにてカットした部分に錆止めを塗った後

サンダーにてカットした部分に錆止めを塗った後

工事完了(上下の蓋を開けた状態)

工事完了(上下の蓋を開けた状態)

工事完了(上蓋を閉めた状態)

工事完了(上蓋を閉めた状態)

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[お役立ち情報]

(避難ハッチを工事する為の資格)

避難ハッチを工事するには、国家資格の消防設備士の甲種5類が必要です。

消防法 第17条の5
消防設備士免状の交付を受けていない者は、次に掲げる消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事(設置に係るものに限る。)又は整備のうち、政令で定めるものを行つてはならない。

実際に甲種5類を取得している工事職人は、すごく少ないのが現状です。国家資格で取得が難しい為です。
私は甲種5類の資格を取得している消防設備士の工事職人です。ご安心しておまかせください。

(避難ハッチが設置してあるベランダは共用部です)

避難ハッチが 設置してありますベランダは、建物の共用部にあたります。
工事をする場合には、管理組合様もしくは建物のオーナー様のご了承が必要です。

(上の階の避難ハッチから水漏れ)

避難ハッチが設置してあるお部屋の階下のお部屋の入居者様より、避難ハッチの下部周りから水が漏れてくるというお話が出て避難ハッチの改修工事をしようという提案が出てくる場合がよくございますが、避難ハッチ改修工事後も水漏れが止まらないケースがよくございます。
実は避難ハッチ以外の場所から、水が入り込んで階下への水漏れの原因となっている場合が多いのです。
建物のベランダや外壁の防水が劣化していたりクラックが入っていますと、水がベランダのスラブの内側を伝わって避難ハッチの周りに来ます。
その水が避難ハッチの下部の周りから階下へ漏れてくるケースが、よくある原因の1つです。
水漏れを止める為に、コーキング等でハッチの下部の水漏れ部分を塞いでしまいますと、溜まった水が階下の部屋内側に向かい階下の部屋内に漏水する可能性がありますのでご注意ください。
建物のクラックや建物の防水の劣化が原因で起こる水漏れを止めるには、建物の大規模改修工事が必要です。

明らかに避難ハッチ周りのコーキングが切れていたり、既存の避難ハッチの立ち上がりが低い為に水が入り込んでいる場合には、工事後に水漏れが止まる可能性は高いですが、建物自体の劣化も進んでいる場合は止まらない場合もあります。

(台風や強風の時に避難ハッチの上蓋が開く)

海に近い物件や高層階等の風通しが良い物件ですと、台風のような強風が通過する時に、階下からの風の吹上により避難ハッチの上蓋が押されて開き、連動している下蓋も開く場合がございます。避難ハッチの下枠と下蓋の間には片側5mm程の隙間があります。そこから強風が入り込むのです。
蓋が開いたままの状態で上下の蓋が強風に煽られた状態が続きますと、避難ハッチの蓋の変形や部品の欠落が起こります。
強風対策が必要だと思われる場合は、新設する避難ハッチの上蓋にストッパーを取り付ける事も可能ですので発注の際にお申しつけください。
今までに台風等の強風の影響で既存の避難ハッチの上蓋が開いてしまった事がある場合や、上蓋からカタカタ音がなっていた場合には、強風用のストッパーを、新設する避難ハッチに付ける事をお勧めいたします。
チャイルドロックで蓋が90度まで開くことを防ぐ事は可能ですが、長時間上蓋が強風に煽られているとチャイルドロックは外れる可能性があります。

(降下障害について)

避難ハッチは、降下空間(梯子が伸びて人が降りる為の空間)の確保が消防法にて定められています。
避難ハッチの降下空間に、障害物(物干し竿や物干し金具やその他の物)を置いてはいけません。
避難ハッチ用の避難梯子は梯子が伸びきった状態で、階下の床面から50cm以内に伸はした梯子の下端がある状態にしないといけません。(伸ばした梯子の下端が、階下の床面についてもいけません)
消防法で定められております。
長年避難ハッチ改修工事をさせていただいておりますが、物干し竿とエアコンの室外機が降下障害の原因になっているケースが最も多いです。
その他には、洗濯機、物置や棚、大きな植木、自動車のタイヤ等も避難ハッチの真下に置いてあるケースもあります。

改修用避難ハッチ用の避難梯子の種類には、スライド式梯子とパンタグラフ式梯子があります。

スライド式梯子は、降下空間に障害物がある状態でも、梯子が障害物に当たるまで伸ばせます。
降下空間に物干し竿がある場合、スライド式梯子は梯子を伸ばす際に階下の物干し竿にはぶつかりにくいですが、物干し竿にぶつからないからといっても、消防法の降下空間の確保はできていませんので法令違反となります。
スライド式梯子は降下空間に障害物があっても、梯子が伸ばせるからなんとかなるだろうという考え方はやめましょう。
仮に物干し竿がそのままになっている状態で、もし火事が起こった場合に、どうなるでしょうか?
急いで梯子を伸ばして人が梯子を降りていく際に、仮に物干し竿にぶつかった反動で梯子から手を離してしまって落下した場合、怪我をする可能性もありますし、背面が手摺側の避難ハッチでベランダの奥行きが狭い場合には、階下のベランダの手摺を超えて手摺の外に落下する可能性も考えられるのです。
仮に物干し竿では無い他の障害物まで梯子が伸びたとしても、その障害物から床面まで高さがあった場合はどうなるでしょうか?
高さのある障害物から床面に降りる時に、怪我をする可能性も考えられます。
降下障害で避難する際に事故が起こった場合に責任を追及されるのは、障害物を置いた状態にしておいた階下の入居者様と建物の防火管理者様です。
点検業務をしている防災店様で降下障害の指摘を上げていなかった場合は、防災店様も責任を追及されるでしょう。
お気を付けください。

パンタグラフ式梯子は、階下の障害物に梯子がぶつかりますと、そこで梯子が伸びなくなって止まってしまいます。
階下の床面の近くの障害物まで、梯子が伸びた状態であれば、なんとか人が降りれますが、階下の高い位置に物干し竿等の障害物が有り梯子がほとんど伸びきっていない場合には、人が入れる隙間が十分に無い状態ですので避難出来ない状態になります。

避難ハッチから明らかに避難できない事が発覚しますと、理事会様やオーナー様に問題提起されて避難ハッチの降下空間の確保につながるケースが多いようです。
梯子のタイプに関わらず、常に安全に避難できるよう降下空間の確保をお願いいたします。

避難ハッチの蓋が開いていて梯子が格納されている状態で、人が落ちにくいのはパンタグラフ式梯子です。
お子様がいらっしゃるご家庭の方は心配ですよね。下の画像をご参照ください。

パンタグラフ式梯子の格納状態

パンタグラフ式梯子の格納状態

スライド式梯子の格納状態

スライド式梯子の格納状態

価格については、パンタグラフ式梯子の方が安いです。
どちらのタイプも国家検定品です。

実際に火事が起きた後の物件の避難ハッチ改修工事を何度かさせていただきましたが、避難ハッチが壊れて使用できない状態だった為に、全身やけどを負った入居者様が、実際にいらっしゃいました。
壊れている避難ハッチは、早急に工事して使える状態を保ちましょう。

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